最終更新日 2021年07月07日
第2版 1991年6月
Copyright (C) 1989, 1991 Free Software Foundation, Inc.
51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301, USA
誰もがこのライセンス文書の逐語的なコピーをコピーし配布することは許可されていますが、変更することは許可されていません。
前文ほとんどのソフトウェアのライセンスは、あなたがソフトウェアを共有したり変更 したりする自由を奪うように設計されています。これとは対照的に、GNU 一般公衆利用許諾契約書は、あなたが自由ソフトウェアを 共有したり変更したりする自由を保証することを意図しています。この一般公衆利用許諾契約書は、フリーソフトウェアファウンデーションのほとんどのソフト ウェアと、その作者がこの利用許諾契約書を使うことを約束した他のすべてのプロ グラムに適用されます。(その他のフリーソフトウェアファウンデーションのソフトウェアには、代わりに GNU ライブラリ一般公衆利用許諾書が適用されるものもあります)。あなたのプログラムにも適用することができます。
私たちがフリーソフトウェアについて語るとき、価格ではなく自由について言及しています。わたしたちの一般公衆ライセンスは、あなたが自由ソフトウェアのコピーを配布する自由を有すること(そして、あなたが望むならば、このサービスに対して課金すること)、ソースコードを受け取ること、あるいは、あなたがそれを望むならば、それを入手することができること、ソフトウェアを変更すること、あるいは、新しい自由なプログラムにおいてソフトウェアの一部を使用することができること、そして、あなたがこれらのことを行うことができることをあなたが知っていることを保証するように設計されています。
あなたの権利を保護するために、私たちは誰かがあなたのこれらの権利を否定したり、あなたに権利の放棄を求めたりすることを禁じる制限を設ける必要があります。これらの制限は、あなたがソフトウェアのコピーを配布する場合、またはあなたがソフトウェアを変更する場合、あなたに一定の責任が生じることを意味します。
例えば、あなたがそのようなプログラムの複製物を頒布する場合、無償であろうと有償であろうと、あなたはあなたが持っているすべての権利を受領者に与えなければなりません。あなたは、彼らもソースコードを受け取るか、あるいは入手できるようにしなければなりません。そして、あなたはこれらの条項を彼らに示し、彼らが自分たちの権利を知るようにしなければなりません。
私たちは2つのステップであなたの権利を守ります:
(1) ソフトウェアの著作権を保護し
(2) 本ソフトウェアを複製、配布、および/または変更する法的許可を与える本ライセンスを提供します。
また、各作者の保護と私たちの保護のため、このフリーソフトウェアには保証がないことを、すべての人に理解してもらいたいと考えています。もし、このソフトウェアが他の誰かによって改変され、受け継がれることになったとしても、私たちは、彼らが手にするものがオリジナルではないことを受け手に知ってもらいたいのです。
最後に、どんな自由なプログラムも、ソフトウェア特許によって常に脅かされています。わたしたちは、自由なプログラムの再配布者が個々に特許ライセンスを取得し、事実上プログラムをプロプライエタリなものにしてしまう危険を避けたいと願っています。これを防ぐため、わたしたちは、どのような特許も、誰もが自由に使えるようにライセンスされなければならないか、まったくライセンスされないかを明確にしました。
複製、配布、改変に関する正確な条件は以下の通りです。
GNU GENERAL PUBLIC LICENSE TERMS AND CONDITIONS FOR COPYING, DISTRIBUTION AND MODIFICATION 本許諾書は、著作権者が本一般公有使用許諾の条項の下で頒布してよい旨の告知を 含む、いかなるプログラムあるいはその他の作品にも適用される。以下において「プログラム」とは、そのようなプログラムや作品を指し、「プ ログラムを基にした作品」とは、『プログラム』か『著作権法』に基づく二次的著作物 のいずれかを意味する。つまり、『プログラム』かその一部をそのまま、あるいは改変を加え て、そして(あるいは)他の言語に翻訳して含む作品である。すなわち、『プログラム』またはその一部をそのまま、あるいは改変を加え て、あるいは他の言語に翻訳して含む著作物を指します(以下、翻訳は「改変」 という用語に無制限に含まれます)。各ライセンシーは「あなた」として扱われる。
複製、頒布、改変以外の行為は本許諾書の適用範囲外である。プログラム』を実行する行為は制限されず、『プログラム』からの出力は、そ の内容が『プログラム』に基づく著作物を構成する場合にのみ(『プログラム』を 実行することによって作られたのとは無関係に)、保護される。それが正しいかどうかは、『プログラム』が何を行うかに依存する。
1.ただし、各コピーに適切な『コピーライト』表示と保証の否認を目立た せて適切に公表し、本許諾書と保証の不存在に言及するすべての表示をそのまま維持 し、『プログラム』のその他の受領者に『プログラム』と一緒に本許諾書のコ ピーを渡すことを条件とする。
あなたは、コピーを譲渡する物理的な行為に対して手数料を請求することができます。また、あなたの選択により、手数料と引き換えに保証保護を提供することができます。
2.あなたは『プログラム』の複製物やその一部を改変し、『プログラム』に基づ く作品を形成し、そのような改変や作品を上記第1項の条件の下で複製・頒布 することができる:
a.あなたは、変更されたファイルに、あなたがファイルを変更した旨と、 変更の日付を明記した著名な告知を表示させなければならない。
b. あなたが頒布あるいは公表する、『プログラム』あるいはその一部分を含 む、あるいは『プログラム』あるいはその一部分から派生した作品の全部あるいは 一部を、本許諾書の条項の下、すべての第三者に対して全体として無償でライセ ンスしなければならない。
c. 改変されたプログラムが通常実行時に対話的にコマンドを読み込むものであ る場合、あなたはそのような対話的な使用のために最も普通の方法で実行を開 始したときに、適切な『コピーライト』表示と保証がないこと(あるいはあなたが 保証を提供していることを示す)、そしてユーザがこれらの条件の下でプ ログラムを再配布してもよいこと、さらにユーザに対して本許諾書の複製を 閲覧する方法を示す表示を含む告知を印刷あるいは表示させなければならない。(例外: 『プログラム』自体が対話的ではあるが、通常そのような告知を印刷しな い場合、『プログラム』を基にしたあなたの作品には告知を印刷する必要はな い)
これらの要求は、改変された作品全体に対して適用される。もしその作品の特定可能な部分が『プログラム』から派生したものではな く、それ自体が独立した別の作品であると合理的に考えられるならば、あなたがそ れらを別の作品として頒布する場合、本許諾書とその条項はそれらの部分には 適用されない。しかし、あなたが同じ部分を『プログラム』を基にした作品全体 の一部として頒布する場合、その全体の頒布は本許諾書の条項に従う必要があ る。
従って、本節の意図は、あなたによって完全に書かれた著作物に対する権利を主張したり、あなたの権利に異議を唱えたりすることではなく、むしろ、『プログラム』に基づく派生的あるいは集合的な著作物の頒布を管理する権利を行使することにあります。
加えて、『プログラム』に基づかない他の作品を、『プログラム』(あるいは『プ ログラム』に基づく作品)と共に一巻の記憶媒体や頒布媒体に集積しただけでは、そ の他の作品を本許諾書の適用範囲に含めることにはならない。
3.あなたは、上記第1項および第2項の条件の下で、『プログラム』(あるいはそれを基にした第2項の著作物)をオブジェクトコードあるいは実行形式で複製し頒布することができる。ただし、以下のいずれかを併せて行うことが条件となる:
a.対応する機械可読のソースコード一式を添付する。このソースコードは、上記第1項および第2項の条件に従い、ソフトウェアの交換に慣用的に使用される媒体で頒布されなければならない。
b. 少なくとも3年間有効な、いかなる第三者に対しても、ソースの配布を物理的に実行するコストを超えない料金で、対応するソースコードの完全な機械可読コピーを、ソフトウェア交換のために慣習的に使用される媒体上で、上記第1項および第2項の条件に基づいて配布する旨の書面による申し出を添える、
c.対応するソースコードを頒布するという申し出に関してあなたが受け取った情報を添付すること。(この選択肢は、非商業的な頒布の場合にのみ許可され、また、あなたがそのような申し出と ともに、上記第b項に従ってオブジェクト・コードか実行可能な形式でプログラムを受け取った 場合にのみ許可されます)。
ある作品のソースコードとは、その作品に改変を加えるために望ましい形式を 意味する。実行可能な作品の場合、完全なソースコードとは、その作品が含むすべてのモ ジュールのソースコードと、関連するインターフェース定義ファイル、さらに実行可 能な作品のコンパイルとインストールを制御するために使われるスクリプトの すべてを意味する。ただし、特別な例外として、配布されるソースコードには、その実行可 能作品が実行されるオペレーティングシステムの主要なコンポーネント(コンパイラ、カーネルなど)と共に通常配布されるもの(ソース形式でもバイナリ形式でも)は、そのコンポーネント自体が実行可能作品に付随している場合を除き、一切含める必要はありません。
実行可能ファイルやオブジェクトコードの頒布が、指定された場所からコピーするためのアクセスを提供することによって行われる場合、同じ場所からソースコードをコピーするための同等のアクセスを提供することは、第三者がオブジェクトコードとともにソースをコピーすることを強制されなくても、ソースコードの頒布として数えられます。
4.あなたは、本許諾書の下で明示的に規定されている場合を除き、『プログラム』を 複製、改変、サブライセンス、頒布してはならない。それ以外の方法で『プログラム』を複製、改変、サブライセンス、頒布しよう とするいかなる試みも無効であり、本許諾書の下でのあなたの権利は自動的に終了し ます。しかし、本許諾書の下であなたから複製物や権利を受け取っている当事者は、 そのような当事者が完全に遵守している限り、そのライセンスが終了する ことはありません。
5.あなたは本許諾書に署名していないため、本許諾書を受諾する必要はない。しかし、『プログラム』やその派生物を改変したり頒布したりする許可を与 えるものは他にはありません。あなたが本許諾書を受諾しない場合、これらの行為は法律で禁止されています。従って、『プログラム』(あるいは『プログラム』を基にした著作物) を改変あるいは頒布することによって、あなたはそうするための本許諾書と、『プログラム』あるいは『プログラム』を基にした著作物の複製、頒布、改変に関す る本許諾書の全ての条項と条件を受諾したことになります。
6.6. あなたが『プログラム』(あるいは『プログラム』を基にした作品)を再頒布す る度に、受領者は自動的に元のライセンス許諾者から、これらの条項と条件に 従い『プログラム』を複製、頒布、改変するためのライセンスを受領することにな ります。あなたは、受領者がここで付与された権利を行使することについて、それ以上の制限を課してはならない。あなたは、第三者による本許諾書の遵守を強制する責任を負わない。
7.裁判所の判決や特許侵害の申し立て、あるいはその他の理由(特許問題に限定されな い)で、あなたに本許諾書の条件と矛盾する条件が課された場合(裁判所の命令、合意、あるいはそ の他の理由による)、それらはあなたを本許諾書の条件から免除するものではない。本許諾書の下でのあなたの義務とその他の関連する義務を同時に満たすよう に頒布することができない場合、結果としてあなたは『プログラム』を全く頒布し てはならない。例えば、ある特許ライセンスが、あなたから直接あるいは間接的に複製を受 け取るすべての人々による、ロイヤリティのかからない『プログラム』の再頒布 を許可しない場合、あなたが特許ライセンスと本許諾書の両方を満たす唯一の 方法は、『プログラム』の頒布を完全に控えることであろう。
本節の一部が特定の状況下で無効または執行不能とされた場合、本節の残りの部分が適用され、本節全体が他の状況下で適用されることが意図されている。
本節の目的は、特許やその他の財産権の主張を侵害するようにあなたを 誘導したり、そのような主張の有効性を争ったりすることではありません。 本節の唯一の目的は、パブリックライセンスの実践によって 実現されるフリーソフトウェアの配布システムの完全性を保護することです。多くの人々が、そのシステムの一貫した適用に依存して、そのシステムを通じて頒布される広範なソフトウェアに惜しみない貢献をしてきました。他のシステムを通じてソフトウェアを頒布するかどうかを決定するのは、作者/寄贈者次第であり、ライセンシーがその選択を強制することはできません。
このセクションは、本ライセンスの残りの部分の結果として考えられることを、徹底的に明確にすることを意図している。
8.プログラム』の頒布や使用が特許や『著作権で保護されたインターフェース』 によって特定の国々で制限されている場合、『プログラム』を本許諾書 の下に置く元の『著作権者』は、そのような国々を除外する明確な地理的頒布 制限を加えることができる。そのような場合、本許諾書は、あたかも本許諾書の本文に書かれているかの ように、その制限を組み入れるものとする。
9.フリーソフトウェアファウンデーションは、一般公衆利用許諾書の改訂版および/または新版を随時発行することができる。そのような新バージョンは、現在のバージョンと精神的には類似してい るが、新たな問題や懸念に対処するために細部が異なるかもしれない。それぞれのバージョンには、識別可能なバージョン番号が与えられています。プログラム』が、本許諾書と「それ以降のバージョン」に適用される本許諾 書のバージョン番号を指定している場合、あなたには、そのバージョンか、フリーソ フトウェア財団によって発行されたそれ以降のバージョンのいずれかの条項と条 件に従うという選択肢がある。プログラム』が本許諾書のバージョン番号を指定していない場合、あなたはフリーソ フトウェア財団がこれまでに公表したどのバージョンでも選択することができ る。
10.プログラムの一部を、配布条件が異なる他の自由なプログラムに組み 込みたい場合は、作者に手紙を書いて許可を求めてください。フリーソフトウェアファウンデーションが著作権を有するソフトウェアにつ いては、フリーソフトウェアファウンデーションに連絡してください。わたしたちの決定は、わたしたちの自由ソフトウェアのすべての派生物の自由な地位を維持することと、一般的にソフトウェアの共有と再利用を促進するという二つの目標によって導かれます。
無保証 11.プログラム』は無償でライセンスされているため、適用される法律で許 可される範囲において、『プログラム』に対する保証は存在しない。書面で別段の記載がある場合を除き、『コピーライト』保有者及び/又はその他の当事者は、明示的か黙示的かを問わず、商品性及び特定目的への適合性に関する黙示的な保証を含むがこれに限定されない、いかなる種類の保証もなしに『プログラム』を「現状のまま」提供する。プログラムの品質と性能に関する全リスクはあなたにあります。万一、本プログラムに欠陥があると判明した場合、必要な整備、修理、修正にかかる費用はすべてお客様が負担するものとします。
12.in no event unless required by applicable law or agreed to in writing will any copyright holder, or any other party who may modify and/or redistribute the program as permitted above, be liable to you for damages, including any general, special, incidental or consequential damages arising out of the use or inability to use the program (including but not limited to loss of data or data being rendered inaccurate or losses sustained by you or third parties or a failure of the program to operate with any other programs), even if such holder or other party has been advised of possibility of such damages.
条件終了
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