何百ギガバイトものデータをアップロードするのは、時間がかかって面倒な作業だ。そこで、クラウド・バックアップ・プロバイダーであるIDriveは、アップロードを郵便配達に置き換える新サービスを木曜日に開始した。IDriveが新たに提供するIDrive Safeは、中小企業向けに自社のハードディスクにデータをバックアップし、それを管理されたストレージに配送し、バックアップ全体をリストアする必要が生じた場合に送り返してもらうというものだ。
IDriveのスタッフは、リクエストに応じてこれらのドライブをオンラインで利用できるようにもするが、データには24時間365日アクセスできるわけではない。IDriveのビジネス開発コーディネーターであるシェーン・ビンガム氏は、今週ラスベガスで開催されたCESでのインタビューで、このサービスはクラウドストレージよりもオフサイト・バックアップに重点を置いたものであり、ローカルにまだ多くのデータがあるが、余分なオフサイト・コピーで安心したい企業にとって良いソリューションになると語った。
IDrive Safeは、1TBまでのデータを1回だけコピーする場合、年間100ドルである。もっと頻繁にデータのバックアップが必要な企業は、毎月新しいドライブを発送してもらうことも可能で、その場合は年間1000ドル。ビンガム氏によると、同社はドライブ・ストレージを管理するためだけに2人の従業員を雇用しており、数日以内に数千台のドライブを管理できるように拡張できるという。